私が受験した当時は、必修科目だったので、誰もが必ず勉強しなければなりませんでした。
それでいて、「数学があるからいやだ」、とか、「理論が高尚過ぎて全然理解できない」という、
悲痛な声が周りでよく聞かれました。
もしかすると、選択科目となった現在では、この科目を選ばない人が案外多いのかもしれませんね。
さて、私はというと、正直、得意な科目でした。答錬では、成績優秀者の常連でした。
そして、この理論は、やはり社会に出てから役に立っています。
だから、受験科目として選択しなかった人でも、ぜひ、合格後は基礎理論を学習してみてください。
次に、私の学習法です。経済学については第2章「公開模試で合格確実」のところでも述べています関係上、
ある程度の重複があるかもしれませんが、ご容赦のほどを。
まずはじめに申し上げておきたいのは、「数学が苦手な人でも、経済学で高得点を取れる!」
という事実です。
だいたい、私自身が「微分積分」や「行列」については、まったく高校時代に勉強せず、
数学は赤点とりまくりの状態だったのですから……(実際は、受験対策上、数学が必要な論点は意外に少ないですよ)
では、どうやって得意科目にしたかというと、まず、マクロ経済学、ミクロ経済学ともに、
ひととおり基礎講座の講義が終わった頃、薄い問題集を購入しました。
問題数は、どちらもだいたい120題程度のものです。
そして、できるとできないとに関わらず、とにかく強引に3回ずつ繰り返しました。
その間、約1ヵ月ほどです。
1回目に通した時は、悲惨でした。なにしろ、全問題の20%も正解できないのです。
「こんなんで、大丈夫かいな?」
いくら楽観的な私でも、さすがに勉強方法が間違っているのではないか、といささか心配になりました。しかし、いったんはじめた以上、結構頑固者の私は、ダメもとで2回目、3回目と、
わからないところはどんどん飛ばして問題を解きまくったのです。
すると、2回目の後半あたりから、面白いことに気付いたのです。
「あれ?この考え方、ちょっと前にも見たことあるぞ!」
何となく、似たような思考プロセスが、あちらこちらで目に入ってきます。これはどういうことでしょう。
上手くはいえませんが、科目全体を貫く「思考パターン」あるいは
「底辺に流れる大きな制度趣旨」のようなものを、少しずつ実感として身に付けていたからではないでしょうか。
たとえばミクロ経済学なら、それは「財の価格をどうやって決めるのか?」という
全てに共通する問題意識があります。
それを財の供給者である企業の側、あるいは財の需要者である個人の側で、それぞれの立場から、
少し計算手順を変えて考えているだけだ、としたらどうでしょう。
要は、「科目の全体像を実感として理解し始めた時」に、急激な進歩を実感するのです。
そして、それから少し遅れて、その実感がテストの高得点として、表面に現れてきはじめました。
こうなるともうしめたものです。
あとは、「やればやるほど理解が進むから楽しい!」という状態になります。
3回目の解き直しが終わる頃には、「ああ、これで経済学は大丈夫だな」と、確かな手ごたえを感じました。
これは受験勉強に限らないことですが、生身の人間である以上、何かを学ぶという努力は、
「根性」や「気合」だけでは続きません。
一番大事なことは、何よりも、「できる」「わかる」「もっと知りたい」という、
小さな達成感と旺盛な好奇心を持ち続けることなのです。
そういう意味では、経済学は、勉強の原点を私に教えてくれた、貴重な試験科目といえます。
■無料メールセミナー一覧 すでに3000人以上が受講しています。
スポンサードリンク