合格レベルに持っていくのが、最も遅れた科目です。
それまで、法律について考えたことなど全くなかったものですから、
はじめはどうやってこの科目と付き合ってよいものか、皆目見当がつきませんでした。
それにも増して、わたしがこの科目を苦手にした最大の原因は、
条文がすべてカタカナで表記されている点です。
情けない話ですが、勉強をはじめて最初の半年は、条文のカタカナ言葉を見るのが、
苦痛でたまりませんでした。
「この平成の世の中に、何でいまさらカタカナ言葉なんだよ!明治の時代じゃあるまいに…」
などと、仲間に愚痴をよくこぼしていました。
そんな私に一筋の光明を見出させてくれたのは、1冊の参考書でした。
それは、白露社の「会社法講義」という問題集です。
私が一番気に入ったのは、とにかく「本が薄い」、「字が読みやすい」、「表現が分かりやすい」
その3点です。
こうして見ていくと、私の受験対策上、「薄い本を数多く繰り返す」、というやり方は、科目を問わず、
非常に有効的だということが、わかります。
どんな本でも、いったん読破すると、ある種の自信が湧いてくるんですね。
案外、その自信が大事なのかもしれません。
白露社の「会社法講義」は、まず2回通読しました。そして、苦手な論点だけ、あと1回繰り返したのです。
このやり方が、みなさんに向いているかどうかわかりませんが、
やはり演習形式の薄い問題集を読破することは、とても大きな相乗効果をもたらすと思います。
そして、この本をいちおう3回程度繰り返した後に、商法全体で、
重要と思われる用語をノートに書き出し、「定義集」なるものを作ってみました。
分量は、だいたい1ページ20個×10ページ=200ぐらいピックアップして、1ヶ月くらいの間、
通学の電車の中で、覚えようとはせずに読み流しました。
あとで考えると、この勉強は、論文式の答案作成に大いに役立ちました。よかったら、試してみてください。
以上が、私が受験生時代に工夫した勉強方法です。
読んでみてお分かりいただけたかと思いますが、
どの科目も、決してはじめから順調に行っていたわけではなく、
むしろ、いったんは挫折しかけた科目の方が多かったのです。
あとは、「絶対に受かるんだ!」という執念と、「なんだ、分かってくると面白いじゃん!」という
学ぶ快感を知ったことが、受験時代の私を支えていたのだと思います。
どんな合格者だって、みんな、「はじめは初心者」なのです。
一生懸命、創意工夫して楽しく努力すれば、必ず道は開けるはずです。
明るく、楽しく頑張ってください。
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