公認会計士物語 > 第08章 「公認会計士」という看板の値段> 本の一冊も書けるぐらいじゃないとね

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本の一冊も書けるぐらいじゃないとね

本の一冊も書けるぐらいじゃないとね

個人事務所を開業してから3年の間、大・中・小様々な規模の会社経営者の方々とお会いさせて
いただきました。その数、だいたい十数人くらいでしょうか。もちろん、その中には、新規契約を結ぶか
どうかの相談でお会いした社長さんも何人かいらっしゃいます。

そんななか、あるとき、次のようなことを聞かれたことがありました。
「ところで、柴山先生は、どのような本をお書きになっているのですか?」
そのときはまだ、これといって書いた本がなかったため、なにやら言い訳めいたことをいろいろと
しゃべった記憶があります。

そういえば、良い税理士の選び方について書かれていた本を読んだことがありますが、
その中に、「その税理士先生の実力を見るのに、どんな本または論文を書いているのか、
その内容を読んでみるといいでしょう」という旨の記述がありました。
専門家の能力や得意分野を知るのに、このような視点があるのだなあ、と感心したものです。

もちろん、本を出すからには、出版関係に人脈があったりとか、原稿を書く時間的余裕が必要とか、
さまざまな条件が揃わなければならないでしょう。しかしながら、専門家たるもの、常日頃から自分の
得意分野を開拓し、研究を重ねるという努力を続けなければなりません。
そうでなければ、日々変化を続ける経済の最先端に立ち続け、高度なサービスを提供することは
難しくなるでしょう。

したがって、機会さえあれば、自分の業務範囲の事柄について、本の一冊ぐらい、
あるいは論文の一本ぐらいはかけるぐらいの知識と経験をつんでおきたいものです。


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